七日。
人まのアメ横。
常とは違う台所。
常とは違い台所。
青ものなど。
持っては愛で。
香っては賞で。
そんな父こそをかしけれ。
富士の白いのを見に行く。
どうして車が奇麗なの。
前の右と左が母と父。
後の右と左が私と 。
母の運転に。
頭が一所でゆるぎあい。
なにに付けてもわらい合うの。
またをかし。
中央道の無門関。
私服警官などがたくさんで。
挟んで族どもをおどろかす。
やがて三桁街道を柳沢峠まで。
地肌が寒い尾根の向こうに、今。
錵を返したようなご来光の内に。
稲妻する九十九折を車が来た。
打ち見た。
地肌の黒いのがスモークの奥で、いた。
帳が開けきった。
今風なをとこ。
と地肌の黒いのは斑をつくっていただけ。
群消えしたのが雪が残ったようで。
車のあがりさわぐのも。
いと恐ろしく。
もう見えない。
人まのアメ横。
常とは違う台所。
常とは違い台所。
青ものなど。
持っては愛で。
香っては賞で。
そんな父こそをかしけれ。
富士の白いのを見に行く。
どうして車が奇麗なの。
前の右と左が母と父。
後の右と左が私と 。
母の運転に。
頭が一所でゆるぎあい。
なにに付けてもわらい合うの。
またをかし。
中央道の無門関。
私服警官などがたくさんで。
挟んで族どもをおどろかす。
やがて三桁街道を柳沢峠まで。
地肌が寒い尾根の向こうに、今。
錵を返したようなご来光の内に。
稲妻する九十九折を車が来た。
打ち見た。
地肌の黒いのがスモークの奥で、いた。
帳が開けきった。
今風なをとこ。
と地肌の黒いのは斑をつくっていただけ。
群消えしたのが雪が残ったようで。
車のあがりさわぐのも。
いと恐ろしく。
もう見えない。
春はあけぼの。
空の身空のやがて白くあるかなき。
朝餉らし。
紫の先のやがて雲の雲らしく。
夏は夜。
洩る月のさやけき目出度きに。
夜目にも綾。
靄かと蛍のたくさんが。
闇に密。
一ツ二ツさらには正体なく。
雨など降るもをかし。
秋は夕暮。
入り日が稜のおちこちをかしくして。
カラスの三ツ四ツ二ツ三ツが今日も寝所に迷う。
まいて雁などは本当に。
日が隠れ。
風のはじめや虫のすだきはいずこから。
冬はつとめて。
雪はたとえば春の桜。
私の下に宵を綴じての水凝りもがな。
常の寒きに頼りはカイロ。
ホットミルクを吹くのも目にやさしい。
昼午前。
冷めたカイロのあともミルクの灰汁も。
わろし。
空の身空のやがて白くあるかなき。
朝餉らし。
紫の先のやがて雲の雲らしく。
夏は夜。
洩る月のさやけき目出度きに。
夜目にも綾。
靄かと蛍のたくさんが。
闇に密。
一ツ二ツさらには正体なく。
雨など降るもをかし。
秋は夕暮。
入り日が稜のおちこちをかしくして。
カラスの三ツ四ツ二ツ三ツが今日も寝所に迷う。
まいて雁などは本当に。
日が隠れ。
風のはじめや虫のすだきはいずこから。
冬はつとめて。
雪はたとえば春の桜。
私の下に宵を綴じての水凝りもがな。
常の寒きに頼りはカイロ。
ホットミルクを吹くのも目にやさしい。
昼午前。
冷めたカイロのあともミルクの灰汁も。
わろし。
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